個別授業を開設するにあたって、90分授業がよいか、80分授業がよいか多くの先生に質問してみました。ほとんどの先生が口をそろえて言うには「学生の頃、予備校での授業、大学の授業で90分というペースが身についているので、80分授業ではどうしても中途半端で終ってしまう気がして、最後のまとめが上手に締めくくれない」ということで、大久保キャンパスでは90分授業を行います。
ほんの10分の違いですが、そこには大きな差が生まれてくるのです。
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準個別 三人制クラスを開設しました
教師1人に生徒3人の形態で、個別と呼んでいる塾がありますが、この方式では1人の生徒を解説している時、2人の生徒が自習しているわけですから、これを個別と呼ぶのはどうかと思います。
生徒2人に対しての料金と3人に対しての料金を別々に提示しているのではなく、生徒2〜3人でいくらと、ひとつの料金設定しかしていないということは、結局生徒3人に対しての授業料ということになります。低料金を売りものに、3対1の授業を個別扱いされると、一瞬、低料金のように錯覚してしまいますが、実際は集団授業の少人数制なのですから高い授業料だと思います。
オーキャンでは、一般に個別授業の3人制と呼ばれているものは、集団授業の3名クラスと考えているので、敢えて準個別制と呼んでいるのです。もちろん、他の個別授業と同じ様に一人一人独立した個別ブースで授業は行います。授業料も集団授業の3名クラスという視点からの設定にさせてもらいました。決して授業料の低価格競争をしているのではありません。
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一口に個別指導と言っても、指導の形態には色々あります。その形態をしっかり確認した上で塾を選ぶべきだと思います。
個別指導の塾のパンフレットを見ていると、完全個別指導という言葉をよく目にするようになりました。あえて完全をつけるということは、個別指導と呼ぶには不完全な形態があるということです。
一般には、一人または二人の生徒の横で教師が付きっきりで教えるのが、個別指導だと考えられていると思います。これに対して巡回指導自習学習という学習方法があります。多くの生徒が個別ブースの中で自習している中を何人かの先生が教室の中を回りながら指導していく方法です。個別指導と言いながら、巡回指導自習学習を行っている塾があるので、それと区別するために完全個別指導と呼んでいるのです。これはあくまで自習学習のなかの一つの形態であって、これを個別と呼ぶなら、一斉授業の中で理解できなかった生徒に対して、一人残してもう一度説明するのも個別指導学習ということになります。
生徒一人に対しての授業料、生徒二人に対しての授業料ということを明記せずに、低料金を謳っている塾に往々にして巡回指導自習学習方式をとっているところが多くみられます。
生徒の横にいて付きっきりでいるからこそ、教師は初めて生徒の持っている長所、短所を見抜く事ができると思います。